川崎市(多摩区、麻生区)、調布市、稲城市、狛江市、相模原市の訪問医療マッサージ・訪問リハビリマッサージ｜KEiROW（ケイロウ）多摩区西・相模原中央区ステーション

病院の付き添いに介護保険を使うとき、外来の待ち時間・診察への同行・トイレ介助は介護保険外となり自己負担です。このような説明を受けた高齢者や家族はいませんか。

通院の付き添いは介護保険が使えない、なぜなのか。それから介護保険サービスと介護保険外サービス、なぜ介護保険に２つの種類があるのか疑問に思ったことはないでしょうか。

そこで介護保険外サービスと介護保険サービスが違い、実際の介護の場ではどんなサービスにあたるのか、ここではその疑問について解説します。

<介護保険外サービスと介護保険サービスの違い>

例えば、ヘルパーさんが自宅に来て料理を作った後、食卓で元気なお婆さんがお弁当を食べ、その横に座る要介護３のお爺さんがペルパーさんの作った温かい料理を食べています。このような光景をみなさんは見たことがありませんか。テレビのドラマで見たことがあるはずです。

これが介護保険の仕組みであります。お爺さんは介護保険を利用できるので、費用はサービズ全額の1割となります。

しかしお婆さんは介護保険の資格があっても元気であれば介護認定をもっていません。もしペルパーがお婆さんの料理を作ったらお介護保険外サービスとなり全額自己負担となります。

それからお爺さんがペルパーさんと食材の買い物へ行っている途中で本屋の前に立ち止まり、ペルパーさんに本を買って貰うと保険外サービスとなります。本を買わなくても生活には影響することがないからです。ペルパーさんが本を買いに行っている時間の費用は自己負担となります。ペルパーさんはお手伝いさんでなくお爺さんの生活援助をする介護士なのです。

つまり介護保険サービスと介護外サービスとの違いは、ヘルパーさんが介護の仕事をしているときとお手伝いさんの仕事をしているときに区別されていることで分かります。

<どんなサービスが介護保険外なのか>

実際、介護サービスでどれが介護保険サービスとして利用出できるのか、ケアマネジャーさんや訪問医療マッサージ担当者に訊ねないと分からないことだらけです。では下記に具体的な生活援助について介護保険サービスと介護保険外サービスにわけて紹介します。

介護保険サービス･･･掃除、洗濯、料理、買い物、薬の受取り、食事、排泄、入浴、
　　　　　　　　　 着替え、通院、外出、就寝、起床など。

介護保険外サービス･･･散歩、趣味、金銭管理、同居する家族への家事、大掃除、窓拭き、電化製品の修理、ペッとの世話、家具の移動、洗車など。

冒頭で紹介したヘルパーさんが料理したものと家族の料理とは区別されていることが分かりしたでしょうか。

<介護保険外サービスと介護保険サービスの混合介護のモデルケース>

現在、国は介護保険外サービスと介護保険サービスが組み合わさることで、質の高い介護が提供できると推奨しています。

その証拠に国は介護保険外サービスと介護保険サービスを組み合わせた混合介護のモデルケースを東京の豊島区で実施しています。

豊島区の例から要介護３のお爺さんと元気なお婆さんが、ヘルパーさんの料理した食事をテーブルの上で食べることができるのです。

図：新しい介護生活のかたち「選択的介護」のご案内　豊島区より

<川崎市多摩区では介護保険外サービスを低料金で利用できます>

川崎市多摩区では、近々に介護保険外サービスと介護保険サービスとの混合介護が進歩することから介護を必要としている市民のために支援があります。

・紙おむつ等介護用品　　　月に１度　一ヶ月の限度額　5,000円　要介護3以上

・要介護者生活支援ヘルパー派遣　1時間あたり200円　要介護１以上　料理や掃除など

・生活支援型食事サービス事業　1食550円　要介護1以上　月〜日曜日

・訪問理容美容サービス　費用2,000円

問い合わせ：川崎市多摩区の区役所、地域包括支援センター、ケアマネジャーさん、
　　　　　　訪問医療マッサージ担当者など

<まとめ>

高齢者の介護へのニーズが高くなってきました。それは介護が負担になっている家族、もちろん利用者も含まれ、現状の介護保険サービスでは必要な援助ができないと結果となっています。

つまりむかしは敬遠されていたヘルパー派遣のお手伝いさんは、これから活躍できる場となることが予想できます。

その都度、情報に耳をかたむけましょう。