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オーラルフレインとはお口の老化現象!その予防と自己診断を紹介

2020年03月17日


みなさんは、70代・80代・90代になっても大好きな物を食べて、人生の至福の時である食事を楽しみたくないですか。

しかし高齢になると、噛めない、飲み込めない、味がしないなどの理由によって食べられる食材の範囲が狭くなります。さらに栄養が不足するからと言われ、要介護者ではないに家族とは別メニューの柔らかい食べ物ばかりが食卓に並びます。

ところが、いまこのような高齢者の食事スタイルが見直されようとしています。実際には国や地方自治体、歯科医師会、介護業界が、オーラルフレイルという聞き慣れないカタカナ言葉を使って、ポスターや講演会で啓蒙しています。当然、いままのではなく条件と改善をクリアーする必要があります。

ではこのオーラルフレイルとはどのような意味があるのでしょうか。また本当に柔らかい食べ物でなく、大好きだったお刺身やお煎餅、ステーキなどを高齢になっても食べてもよいのでしょうか。ここでは、このような高齢者の新しい食事スタイルについて紹介します。

<オーラルフレインとは>
いま歯科医院や市役所、介護施設などにオーラルフレイルと印字されたポスターや冊子などを見かけたことはありませんか。もしかすると一度は手に取ってみたことがあるのではないでしょうか。

しかし高齢者が苦手とするカタカナ言葉なので記憶に残っていないかも知れません。ではオーラルフレイルとはどんな意味なのでしょうか。

オーラルフレイルとは、簡単にいうとお口の老化現象のことです。例えば、固いものが噛みづらくなった、食べ物が飲み込みづらくなった、味が分かりづらくなった、口のなかが乾くようになった、喋りづらくなったなどです。これは一般的には老化現象と言われるものです。

ところが現在、この老化現象を放っておくと病気や要介護になることが医学研究で証明されつつあります。つまりオーラルフレイルは、病気や要介護の予兆である未病として厚生労働省、神奈川県川崎市、神奈川歯科医師会などが発行する冊子に記載されています。(図1)

このオーラルフレイルが維持または予防できれば、また現役時代に好きだった食べ物が食べられるかも知れません。是非、一度読んでみてください。

<オーラルフレイルは予防と改善ができるかも?>
31年前に日本歯科医師会が「8020運動」という標語を啓蒙していたことを覚えていますか。読み方は「ハチマルニイマル」です。記憶に残っている高齢の方や家族がいるはずです。

この運動の目的は、80歳になっても自分の歯を20本以上残すことです。そのためには虫歯と歯周病にならないように、歯磨き、歯垢や歯石の除去などが推奨されました。

その結果、80歳で20本以上残っていた人は10%ぐらいだったのが、23年後の平成28年には50%近くまで増えたのです。これは、みなさんがお口のケアに取り組んだからです。

そこで国や自治体、歯科医師会、介護業界は、この8020運動の対策ができたのだから、これに運動や栄養を加えることでオーラルフレイルの予防と改善ができると考えました。

詳しい対策は個人差があるため、歯科医師さんやケアマネジャーさんに相談しましょう。

例えば、栄養はお肉などには筋肉を作るタンパク質が含まれていること、運動することで筋肉が作られること、筋肉が作られるとご飯などの糖分がエネルギーとなることなどです。
またお喋りすることも対策になるので、訪問医療マッサージの担当者にも相談しましょう。

<あなたはオーラルフレイルか、診断してみましょう!>
では、実際にみなさんがオーラルフレイルになっているか確かめるために、神奈川県が発行したハンドブックに掲載されている問診票を紹介します。

ここには噛む力、飲み込む力、自分の歯、唾液の量、外出、お口のケアなどが質問となっています。

合計点が3点以上の場合は危険信号、4点以上はオーラルフレイルの危険性高いとなっています。

みなさんの結果は如何だったでしょうか。いまからでもまだまだ間に合います。まずは問診票の結果を歯科医師さんに相談しましょう。

<川崎市多摩区は「お口の健康フェア」に参加できます>
神奈川県川崎市多摩区では、川崎市と川崎市歯科医師会が協力し、オーラルフレイル対策として「お口の健康フェア」を実施しています。

2019年は中原市民会館で行われました。2020年も開催される予定です。是非、オーラルフレイルを理解し予防と改善のために参加しては如何でしょうか。

<まとめ>
オーラルフレイルの考え方は、これまで老化現象といわれ諦めていたことが予防できたり改善できたりするかも知れないのです。これは医学的に研究され証明されつつあります。しかし、まだお口のケアに関係する人たちすべてが理解しているわけではないのです。

だからみんなでもっとオーラルフレイルのことを学び、早急に実施していくことが望まれていると考えます。
最後にお口のケアは、心と体を健康にたもってくれます。がんばりましょう。

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