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在宅介護、どうしていますか「におい」問題!その対策とは
2019年07月04日

家族や実家に要介護者がいるとその部屋と家に独特な臭気である「におい」が漂っていることをご存知ですか。
たぶん両親や配偶者で介護の経験がある人なら分かると思います。これまでこの「におい」は我慢することになっていました。ところが専門の研究者や企業などが臭気問題として取り上げ、改善するための対策方法や商品が開発されています。
だからいま要介護者が発生させる「におい」問題で悩む介護者は、一人で悩まず家族や介護関係者に相談するようにしましょう。
ここでは在宅介護の現状、在宅介護で発生する臭気の原因とその対策について紹介します。是非みなさんの日々の介護に役立ててください。

<在宅介護の現状>

いま日本が超高齢化社会になっていることはご存知のはずです。
平成30年に厚生労働省から発表されている介護保険事業報告によると、要介護(要支援)認定者数は2000年4月末に218万人であったのが2018年4月には644万人、およそ3倍になっています。さらに在宅サービス利用者数は2000年4月末に97万人であったのが2018年4月には366万人、およそ3.8倍になっています。いま在宅介護への負担が増しています。原因は医療機関の入院システムの変化や特別養護老人ホームへの入所基準の変更などが影響していると言われてします。
今後もこの状況に変化はないと考えられているので、介護関係者のケアマネジャーや訪問医療マッサージの担当者などに在宅介護の負担軽減や不安を一人で悩まず相談することが大切ではないでしょうか。

<におい介護する人の精神的負担>

在宅介護は、介護者に精神的負担、肉体的負担、時間的負担、経済的負担などがかかり、家族からの援助や勤め先からの配慮が少ないと負担増になり介護者が孤立したりうつ病になったりするケースがあります。
この負担増には「におい」問題が特に精神的負担に影響することから、「におい」対策は必死です。
そのため「におい」問題は、最近になって消臭剤などが企業によって開発されています。しかしむかしから「におい」問題は「年寄りだから仕方ない」と言われ、暗黙の了解の影響から改善策が遅れているとも言われています。
だから介護する人たちは我慢を続けてきたのです。これからはケアマネジャーさんや訪問医療マッサージの担当者に相談して対策を講じましょう。

<においの原因>

文部科学省と独立行政法人日本学術振興会が補助金を投入し在宅介護の「におい」対策について研究しているものがあります。その研究のなかで介護者343名に対して要介護者の行動で困っていることは何かについてアンケートを実施した研究があります。(図1)
それによると「失禁の掃除と洗濯」「食べこぼしで服や部屋を汚す」が5割以上の介護者で困っていると回答がありました。
失禁は、尿によってズボン、下着、ベッドなどが汚れ掃除と洗濯を怠った場合、尿臭が発生し「におい」の原因になります。また尿の場合は、ポータブルトイレや紙おむつなどからも強い尿臭が発生します。
もう1つの「食べこぼれで服や部屋を汚す」とは、要介護者は身体のどこかに障害があったりすることから食事のときに服や床を汚し「におい」の原因になっています。
これらが介護者から回答が多かった「におい」の主な原因です。
その他に部屋の換気をしないことで発生する「におい」、浴槽の使い勝手が悪いなどで入浴回数が減ったときに発生する「におい」体臭、部屋の掃除をしないことで発生する「におい」などが介護者の回答から考えられる原因になります。(図2)
つまりこれら「におい」の発生に対策を講じれば、改善の見込みができると考えられます。

<におい対策>
・失禁などの尿臭対策
まず失禁の対策として、紙おむつを定期的に交換、下着とズボンの履き替えと洗濯、布団とシーツを汚さないように尿漏れシートを使う、シーツを定期的に交換、ポータブルトイレの掃除と消臭剤または空気清浄機、布団を干すまたはクリーニングなどの対策を頻繁にすることです。しかし介護者に肉体的、精神的、時間的などの負担が生じる場合は、ケアマネジャーさんや訪問医療マッサージの担当者などに相談しましょう。また川崎市多摩区では下記のような介護保険外サービスがあるので、申請制になるが高齢・障害課に問い合わせてみましょうか。

・掃除
掃除は「におい」の原因となっているベッド、床、畳、トイレ、ポータブルトイレ、台所、浴室、洗面所などを清潔に保つことで大きな対策になります。これは要介護者と同居の場合には頻繁にできます。しかし別居している場合には頻繁にできないことから申請制になるが介護保険外サービスについて高齢・障害課に相談しましょう。またケアマネジャーさんや訪問医療マッサージの担当者などに相談することもできます。

また経済的負担があるが1回ハウスクリーニングを業者に依頼するのも良いかも知れません。

・体臭や加齢臭
体臭や加齢臭の対策は、まず入浴することです。それから毎日洗濯した服に着替えること、汚したら着替えることです。
入浴はアンケートの回答でもあったように浴室の使い勝手の問題もあるので、ケアマネジャーさんや訪問医療マッサージの担当者に相談しデーサービスやショートステイの利用を増やすことです。

・洗濯
洗濯も要介護者との同居と別居ではことなるが、頻繁にするのが効果的なのでケアマネジャーさんや訪問医療マッサージの担当者などに相談しましょう。また川崎市多摩区では下記のような介護保険外サービスがあるので、申請制になるが高齢・障害課に相談しましょう。

<自治体の対応、川崎市多摩区の場合>

現在多くの自治体で介護保険だけでは補うことのできないサービスについて、自治体独自で介護保険外サービスを実施しています。
当然川崎市多摩区でも介護保険外サービスを実施しています。そのなかで「におい」問題について介護する人の負担が軽減できると考えられるサービスを紹介します。

●川崎市多摩区の窓口 川崎市多摩区役所 高齢・障害課
住所;多摩区登戸17775–1 連絡先;044–935–3266

・紙おむつ等介護用品の給付
●対象者;65歳以上の在宅高齢者、要介護3〜5、紙おむつを必要とする高齢者
●サービス内容;紙おむつ類、おむつカバー、防水シート、消臭剤など

・要介護者生活支援ヘルパー派遣事業
●65歳以上の在宅高齢者、要介護1〜5、介護保険で訪問介護サービスの利用者
●サービス内容;掃除、洗濯、調理、配膳及び片付け、日常生活の買い物及び薬の受け取り

・寝具乾燥
●対象者;65歳以上の在宅高齢者、要介護3〜5
●サービス内容‘;寝具の乾燥又は丸洗い、年間おおむね4回

・訪問理美容サービス
●65歳以上、川崎市多摩区在中、要介護3〜5、理美容院に行けない方
●サービス内容:寝たきりの高齢者の家庭を、理髪師、美容師が訪問しての理美容サービス

<まとめ>
いま介護者で両親や配偶者から発生する「におい」問題で悩んでいる人は、まずケアマネジャーさんや訪問医療マッサージの担当者に相談することです。それから川崎市多摩区役所に相談することです。現在「におい」問題の改善策は増えています。これらの情報収集は、今後の介護に必要なことです。また「におい」問題を改善することは要介護者の悪化を緩やかにするとも言われています。是非、いっしょに考えて解決に導きましょう。

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