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高齢ドライバーになったとき、運転免許証をいつ返納しますか?
2018年08月07日

少子高齢化社会が進むなか、高齢ドライバーによる重大な死亡事故が多発しています。
重大事故の特徴は、多数の重軽傷者と死亡者を出てしまうことです。
ここに認知症を患っている高齢ドライバーの場合、責任が問えないという法的な決まりごとにより、被害者の怒りをはきだすことのできない悲惨な事故になります。

車は便利なものですが、一歩間違えると凶器になるのです。
これを高齢ドライバーに意識してもらうために、政府をはじめとする関係機関がいろいろな政策を打ち出しています。

ここでは、高齢ドライバーがおこした重大事故、高齢者の運転免許証更新、いつ運転免許証を返納するのがベストなのか
これらについて紹介します。

再び児童たちを巻き込む悲劇をおこさないために。

<忘れてはいけない神奈川県で発生した2つの死亡事故>
2016年10月28日午前8時、登校途中の小学生8人に87歳の男性が運転する軽トラックが突っ込みました。
軽トラックは小学生8人をはね飛ばし、そのなかにいた小学1年生の男児を死亡させたのです。

このような悲惨な事故は、神奈川県横浜市港南区で発生しました。
小学生をはねた87歳の男性はその場で逮捕されましたが、その後の捜査と精神鑑定の結果から認知症を疑われ、翌年2月から不起訴のまま自宅待機になりました。

これでは小学1年生の両親が納得できるわけがありません。

次の死亡事故は、2018年5月28日10時55分ごろ、神奈川県茅ヶ崎市で発生した90歳女性の卑劣な信号無視による事件がありました。

死亡事故の内容は、90歳女性が運転する車が赤信号で交差点に突っ込み、横断歩道を渡っていた3人にケガを負わせた後、歩道にのりあげて車がとまる直前に57歳女性をはねて死亡させたのです。

このとき、だれもが驚かされたのが90歳女性の警察への事情説明です。
「赤信号とわかっていたが、急いでいたので通過できると思った。歩行者がいないのでいけると思った」

なぜ平然と赤信号を無視できるか不思議です。
この90歳女性、2ヶ月前に運転免許の更新で認知機能検査を受けています。
このとき認知機能に問題がなかったといわれています。

これは確実に犯罪ですよね。
でも検察と警察は90歳という年齢から逃亡の怖れがないとの判断し、自宅から裁判所に出廷させるために釈放しました。

ここでは多発する高齢者による死亡事故のなから、認知症が原因で発生したもの、高齢者の独特な考え方によるものを例示しました。


<なぜ高齢ドライバーによる事故が注目されるのか>
警察庁は多発する高齢者の死亡事故について「高齢運転者に係わる交通事故の現状」のなかで解説しています。

近年、交通事故による死亡者数は、10年前と比較すると半分近くまで減少したことがわかります。
しかし高齢ドライバーが発生させる死亡事故は、減少せずに増加傾向にあるのです。
この事故内容の特徴が、認知症によるもの、アクセルとブレーキの踏み間違い、高齢者独特の考え方などによる大きな死亡事故になっているのです。

これでは高齢ドライバーの運転する車に近づくなといわれても仕方がありません。

こんな事情もあり、いま議論をされていることが運転免許証の年齢制限ではないでしょうか。


<政府の高齢ドライバーへの対策>
1998年から70歳以上の高齢ドライバーに対して、運転免許証更新のときに高齢者講習会を受けることを法制化しました。
その後、高齢ドライバーによる事故が減少しないため、2007年より運転免許証更新時に70歳〜74歳は高齢者講習会、75歳以上は認知機能検査と高齢者講習会を受けることを法制化しました。
このとき認知機能検査で問題があった場合は免許の取り消しをすることになりました。

しかし茅ヶ崎市や横浜市のような高齢ドライバーの事故が多発するのが減少していません。
免許更新時の認知機能検査だけでよいのでしょうか。

そこで川崎市多摩区などの市町村や特別区は、県庁と警察と協力し合い運転免許証返納時のタクシーの割引などをホームページに公開して返納の推進を促しています。

<高齢ドライバー、いつ運転免許証を返納するのがベストか>
いまや高齢ドライバーによる死亡事故の発生は、社会問題になっています。
また2025年には、高齢者の5人に1人が認知症になるといわれています。

いま、認知症にかかっていることがわからない高齢ドライバーが増えていることは、横浜市の小学生が犠牲となった事故で明らかになっています。

小学1年生の両親は、認知症に責任能力がないと司法判断された87歳の男性に対して、悔しい思いをしているはずです。

もしご自身の子供や孫が、認知症の高齢ドライバーにはねられ死亡した、赤信号を無視する高齢ドライバーにはねられ死亡したら、どうしますか。

きっと加害者をもの凄い力で恨むでしょう。

だから認知症になる前の元気なうちに、子供が高齢ドライバーであるあなたのことを心配したときに、運転免許証を返納しては如何でしょうか。

交通網が発達した地域と発達していない地域に関係なく、警察署や神奈川県庁、最寄りの多摩区役所に免許証返納の相談をすれば、きっと解決策がわかります。

横浜市の小学1年生が死亡したような事故は、人生の大先輩である高齢者がもっともしてはいけないことではないでしょうか。

車は便利ではありますが、道路を走る凶器なのです。

参考までに運転免許証の返納に抵抗がある方の多く意見では、車がないと生活が不便になるといっています。

これは薬が効果と副作用が諸刃の剣といわれるのと同じで、車は便利の裏に走る凶器です。

今後、高齢ドライバーとして不安があり少しでも運転免許証の返納を考えているのであれば、家族や親子だと意地の張り合いや喧嘩になるため、第3者の主治医、看護師、介護士、ケアマネジャー、訪問リハビリ、訪問医療マッサージなどに相談しては如何でしょうか。

高齢者の体調が一番理解しているからです。

運転免許証返納は、認知症になる元気なときにしましょう。


<まとめ>
いま、認知症予防ができます、認知症になる前に軽微認知症がわかりますなど、様々な宣伝が流れています。

これらは100%ではありません。
なぜなら政府が運転免許証更新時に取り入れても、高齢ドライバーの死亡事故が減っていないからです。

だから返納の政策を追加して事故の予防をしています。

しかし年齢を問わずに死亡事故の大半は、ご自身の事故を未然に防ぐ意識ではないでしょうか。

認知症や高齢者独特の考え方などはご自身ではわからず、家族や子供、医療関係者、介護関係者からのアドバイスを受け入れなくては、事故防止の意識になりません。


是非、横浜市の小学1年生の死を無駄にしないでください。
もし、これがご自身の孫だったら、全身が震えるはずです。

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