川崎市(多摩区、麻生区)、調布市、稲城市、狛江市、相模原市の訪問医療マッサージ・訪問リハビリマッサージ｜KEiROW（ケイロウ）多摩区西・相模原中央区ステーション

日本の少子高齢化社会は着実に前へ進んでいます。
これを数字で示すと、日本の総人口がおよそ1億2,700万人、65歳以上の人口が3,460万人、この総人口に対する高齢者の割合が約27％になっています。
この割合についてあちらこちらから聞こえてくる言葉や文字は、せっかく長生きをした人たちに対してお礼の意味が含まれていません。
その１つが2018年度の介護保険改定からはじまる2割負担です。
この負担増の理由は、介護保険費用が9兆円を超え10兆円近くまで迫っているからです。
これでは長生きをしても、安心して暮らしていけるか不安になります。

それからケガや病気になって入院すると、医療保険の削減のために早々に退院させられます。
これは高齢者にとって、病院生活が長期化することで身体の機能の低下を予防できますが、それにしても退院するまでの期間が短すぎませんか。
これを決めたのは政府です。
でも医療関係者たちは、回復力が下がっている高齢者に対して不安を残したまま、自宅療養に切り替えているのです。

これを支えているのが、訪問看護であり訪問介護であるのです。
ここではこの２つの訪問サービスについて、そのサービスの違いについて解説します。


『在宅での療養や介護が増えてきた』

現在、要介護認定をうけてなんらかの介護保険サービスをうけている65歳以上の人は3,460万人います。
そのなかで自宅でのサービスをうけている人が約75％です。
けっこうな数になっています。

これを訪問介護、訪問看護、通所介護、リハビリテーション、短期入所生活介護の5つで比較すると、要介護度が高くなるほど自宅での訪問介護と訪問看護が増えています。

このようなことから、訪問介護と訪問看護の重要性が分かるはずです。
こんな重要な訪問サービスから、1割だった介護負担額を2割と3割へ値上げをするのは如何なことでしょうか。

『訪問看護と訪問介護の違い』

訪問看護とは、医師の指示書をもとに病気や障害をもちながら自宅で療養する人に生活の世話や診療補助を実施するのです。

これができる訪問看護のスタッフは、看護師、准看護師、保健師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、助産師の資格がもつ人たちです。
そのサービスは、それぞれの資格の役割で下記のような診療補助をします。
医療補助は、医療保険で1割負担です。

・服薬指導と服薬確認
・血糖測定
・浣腸
・たんの吸引
・薬剤などの吸入
・ガーゼの交換
・カテーテルの管理
・床ずれの処置
・人口肛門のパウチ交換
・経管栄養
・導尿
・注射
・マッサージ
・会話　　
・その他

ここに書き切れないほどの医療補助があります。
これ以外については、医師や医療スタップに相談してください。

また訪問看護のなかには、ケアマネージャーさんといっしょにケアプランに介護の相談や看護と介護の知識や技術指導などを組み込んで貰うこともできます。
このサービスは介護保険の負担になります。

訪問介護とは、ケアマネージャーのケアプランをもとに、介護福祉士や介護ヘルパーが下記のような介護を自宅で実施します。
これは介護保険の負担になります。

ここで誤解を招きやすいのが、利用者の家族との関係で家庭生活のお手伝いになることです。
この訪問介護は利用者する本人だけのサービスになるので、家族は注意しなくてはいけません。

・身体介護　　食事　入浴　排泄　着替え　移動など
・生活介護　　買い物　料理　洗濯　掃除など
・通院等乗降介助
・その他

この訪問介護も、要介護度が上がると身体介護が中心になります。
生活介護は、要介護度の維持に最適であります。

これらのことから、訪問看護が医師の指示のもと、訪問介護がケアマネージャーさんのケアプランをもとに、訪問サービスを実施しています。

『まとめ』

訪問看護は、看護師や理学療法士などの資格をもった人たちが医師の指示に従ってそれぞれの役割を発揮して、自宅で医療の補助をします。
訪問介護は、入浴介助などの身体介護や料理などの生活介護を自宅で利用者本人だけに実施します。
これらの訪問サービスは、今後の高齢化に伴い需要を増していくと考えられています。