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介護保険の3割負担が一部でスタート!将来への対策が必要
2018年02月02日

平成30年(2018年)4月より新しく見直された介護保険制度がスタートします。
この見直された改正内容についてご存じでしょうか。
時々ニュースなどで報道されているため、ご存じの方もいるはずです。

今回の介護保険制度改正の特徴は、医療に関係する診療報酬改定と同時見直しになることです。
その内容とは介護保険報酬の抑制です。これは7年後に発生する超高齢化への対策であります。
この要因になっているのは、現在も膨張を続ける介護保険費用10兆円と国民医療費42兆円であります。
この2つを合算すると防衛費予算の10倍だそうです。

そこで今回の介護報酬改定に伴い政府は、平成27年からスタートした一部の世帯のみ2割負担を
さらにその一部を3割負担にすることにしました。
これは現在の医療負担と同じ割合です。何か気になる割合ですよね。

ここでは段々と介護保険の負担割合が増えている現状と今後の負担割合の見通し、
その対応策について解説します。

【平成30年8月からスタートする介護保険の負担割合について】
7年後の2025年問題を前にして、今回の自己負担3割が登場してきたことは凄く気になりますよね。
平成12年にスタートした介護保険制度は、自己負担を15年間は一律1割にすると政府が約束していました。
その通り政府は平成27年に自己負担割合を変えてきました。
でもその3年後に3割負担を出してきたのです。

平成27年の改定による2割を負担の基準は以下のようになります。
・65歳以上であること
・市区町村民税を課税していること
年金の地区町村民税の基準は120万円が基準となります(図2参照)。
・ご本人の合計所得金額160万円以上(年金年収のみの場合、年収280万円以上)
・同じ世帯の65歳以上の方の「年金年収+その他の合計所得」が280万円以上の方、
65歳以上の方が2人以上の世帯で346万円以上の方

この平成27年の2割負担対象者の中から3割の負担対象者を新たに作りました。
3割負担の対象者は、現役並みの収入と言われ合計所得金額が220万円以上で年金の収入だと
340万円以上と基準ができました。この3割対象者は65歳以上の3%に相当するそうです。(図1)
果たしてこの3%が増大する介護報酬に影響するのでしょうか。

でも3割負担になった方は医療費も支払っているため、徐々に暮らしに影響して来るはずです。
また平成27年から2割になった方も同様です。

【今は2割と3割負担が10%、将来はどうなるのか】

高齢者になれば介護費用だけでなく医療費も掛かり、この負担だけでも暮らしが苦しくなります。
しかしこの裏には少子化の問題もあります。

そこで政府は70歳以上の医療費負担の軽減策を出していますが、
以前は高齢者の医療が無料の時代もありました。

また現役のサラリーマン世帯でも医療費の自己負担が、1997年に1割から2割へ、
2003年に2割から3割へと増えました。

現在は図3のような構造になっています。
これらから赤字大国の日本では、今後も介護負担と医療費負担に改定は予想できます。
一部の報道では医療費が4割や5割とも言われています。

今からこのようになることを予想して始められることは、介護になった時に要介護度の維持と改善になります。

【介護費用の負担を減らすための対策とは】

高齢になってから病気やケガをすると回復が遅れます。これはある意味で予防ができても仕方のないことです。だからと言って介護が必要になってから何もしないと本当に動けなくなります。

そこで病気やケガをした後のケアが高齢者の方には重要になってきます。
ここで登場するのがリハビリやマッサージになります。
リハビリやマッサージは動く機会が減り衰えてきた筋肉などを回復させたり維持させたりすることができます。

現在、リハビリやマッサージはご自宅への訪問サービス、デイサービス(体験会)、
有料老人ホームなどでも利用できます。将来に向けて要介護の悪化防止に役立ちます。

介護費用と医療費の負担は、年金で暮らす高齢者の方にとって溜息が出てしまう費用です。
これを改善する機会は介護保険を使う前や使った後でもできる時代です。利用する価値はあります。

【まとめ】

介護保険の見直しは2025年問題に向けて厳しさを増していきます。
そのため現状の介護保険の負担割合は変化していくと予想されます。
高齢者の方はいずれ介護を受けることになります。
そこで少しでも介護費用の負担を抑えるためにリハビリやマッサージを利用することをオススメします。

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